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初心者でも出来る!始めるテンカラ釣りの魅力〜森風美の釣り修行記〜

はじめまして!千葉生まれ湘南育ち、海とキャンプを愛する女子キャンパー森 風美(もり ふうみ)と申します。

ブログを書かれている他のスタッフさんと並んでいいのか……!?と思ってしまうほど釣り素人の私。物心つくまえから父にバス釣り・堤防釣りに連行されてはいましたが、自動で仕掛けが用意され、自動で餌が補充されるという全自動フィッシングしかやったことがありません。

そんな私も、自然の中でキャンプをするうちに、キャンプ中のアクティビティとして、また島キャンプでの食糧調達手段として、なによりアウトドア女子として!「自分ひとりでも釣りができるようになりたい!」と思い、Jointerさんで釣り修行をさせていただくことになりました

いろんな釣りを体験しながら、一人前の太公望、釣り人になれるように頑張りますので、みなさまどうぞよろしくお願いします!

そんな私が今回挑戦してきたのは日本の伝統的な釣り「テンカラ釣り」です。初体験のテンカラ釣りですが、渋いオジ様が嗜む奥深い釣りのイメージ。素人の私がテンカラから始めてしまって大丈夫なのでしょうか……?ちゃんと釣れるかな……

 

【テンカラ釣りで使う道具】

さて、みなさんは釣りの餌といえば何をイメージしますか?きっとウネウネした生きている虫を想像される方も多いはず。

そんなウネウネ虫への苦手意識から釣りを嫌がる方も多いみたいですが、テンカラ釣りで使うのは毛針(ケバリ)というもの。

羽虫など、サカナが普段食べているような小さな虫を模した釣り針と一体型の疑似餌です。言われてみればちょっぴりハエに似ているような似ていないような……。虫が苦手な人でもこれなら大丈夫そう!

そして今回使う竿(ロッドといいます)は、テンカラにもエサ釣りにも使えるコンパクトなSprout(スプラウト。これがビックリするくらい軽くって!

しかもとっても小さくなるんです!

テントや寝袋など、荷物をいかに減らせるか勝負のキャンプにも持って行きやすそうです。

 

【さっそく釣りスタート!】

……の前に、釣りのためにはまず準備!!ウエーダーという防水のオーバーオールにお着替え。

先ほど書いた通りテンカラ釣りはリールを使わないので、糸(ライン)が短め。ジャブジャブと水の中に入って釣りをします。

この靴も釣り専用の滑りにくいウエーディングシューズ。うっかり脱げたり転倒したりしないよう、しっかりと靴紐を縛ります。全身びしょ濡れは避けたい!!

今回釣りをしたのは栃木県那須塩原の箒川(ほうきがわ)渓流のバス旋回場と呼ばれているスポット。

自然の渓流ですが定期的にニジマスやヤマメが放流されている初心者でも釣りやすい場所らしい。

 

【基礎練が大事!素振り100回!!】

まずは今回のJointer師匠「角田さん」から直々にロッド(竿)の振り方を習います。これを習得したらテンカラ釣りを習得したのと同義!という励ましのもと、何度も素振りします。

手首をスナップさせながら腕の力をロッドに乗せて毛針を遠くに飛ばすのですが、これがなかなか難しくって……。お手本のようには行かず、ヒョロヒョロと宙を舞う毛針ちゃん。

それでも15分くらい続けていると何とかそれっぽくなってきました!うまく投げられると音が違うんです。シュッて言うの!

ここからが本格的な釣りの始まり。「まずは魚影を探してみましょう!」とのことで、岩に登って川の中を見つめます。

「あーあそこ黒いね!あっちの方もいるねー」と、師匠にはサカナが見えているようですが私は「???」状態。ワカラナイ……

仕方ないので、サカナスポットを教えていただきます。上流のほうに毛針を着水させ、水中を漂わせながらサカナスポットに誘導するのがコツ。

着水のタイミングで「ニセモノだ!」とバレちゃうそうです。

理屈で分かっていても、なかなか狙った場所に投げられない!!何度も試行錯誤を繰り返します。

川の流れをみて……力の入れ方を変えて……

木を釣って……

地球も釣って……
(水中の障害物に針が引っかかって取れなくなる「根がかり」の事をこういいます)

なかなか難しいけどなんだかとっても楽しい!!というか投げてるだけで楽しい!!!

 

【はじめてのヒット!はじめてのゲット!】

そんなこんなでしばらく投げ続けていると、ツンツンという感触(アタリ)が。

「しまった!!当たった時のことを何も聞いてなかった!!」と焦りながら、ロッドを引きあげるとバシャバシャとサカナヒット!!

そのまま自分の手でラインを手繰り寄せます。写真だとまったりして見えますが、「お願い〜〜バレないで〜〜〜〜」と、超必死

リールで糸を巻き上げるよりも、サカナの暴れる感覚が手に伝わってきて緊張感が半端じゃないです。

どうにか近くまでサカナを手繰り寄せ、ゲットしました!!

サカナが弱らないように冷やした手で素早くさっと持ち上げ記念撮影!!ナイスサイズなニジマスちゃんです!

テンカラ釣りでの初獲物。正直最初は、こんな簡単な仕掛けで釣れるのか~?と半信半疑でしたが、本当に釣れました!!

塩焼きにして食べたくなっちゃうところだけれど、今回の釣り場はキャッチアンドリリース区間なので川に戻してあげます。一目散に泳いで行きました。

 

【お昼休憩、そして自分を釣る】

本当の釣り人ならこの流れに乗って釣りし続けるそうですが、一通り投げて釣ってはしゃいで疲れてしまったのでお昼休憩に。

おソトで食べるごはんのおいしいこと!!

キャンプのご飯もおいしいのですが、体を動かした後に食べるご飯はまたカクベツです。

さて、午後は先ほどより下流に移動して釣りスタート!釣り姿も少しはサマになってきました(たぶん)。

が。

慣れてきたと思ったら自分を釣りました

ロッドを振り上げて行うテンカラ釣りでは、自分を釣り上げてしまうことも珍しくなく、ケガ防止のため帽子が必須だそうです(ダジャレになっちゃった)

この後、何度かアタリもありヒットもしたのですが、うまく手繰り寄せることができず結局逃げられ、バラしちゃいました。あの感触は絶対大きかったのに~!!!

 

【おわりに】

結局、わたしの初めてのテンカラ釣りは1匹という釣果に。お昼なんか食べないで流れに乗っておけば……!?それでも初心者にしては頑張った!サカナを探ったり、サカナと格闘したりとっても楽しかったです。

なにより竿が軽いので、投げては戻し、投げては戻しと試行錯誤しやすいのも初心者にとっては魅力的だなと感じました。師匠、ありがとうございました!

そうそう、帰り支度をしている時、管理人のおじさんが軽トラで通りがかりに「今日はあんまり釣れなかったでしょ~。明日が放流日だからねぇ~」と言い残して帰りました。

なんてこったい!!

森 風美
森 風美