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キャンプ場でちょい釣りを楽しもう! in 茨城県 涸沼 森風美の釣り修行記

こんにちは!!千葉生まれ湘南育ち、海とキャンプを愛する女子キャンパー森 風美(もり ふうみ)です。

いろんな釣りを教えていただきながら、一人前の釣り人を目指す「森風美の釣り修行記」

今回は、茨城県の涸沼に面した親沢公園で、JOINTERの皆さんと7月梅雨空の下「キャンプ&フィッシング」を楽しんできました!

涸沼と書いて「ヒヌマ」と読むこの沼。最初全く読めなくて「今度行くのはどこだっけ?コヌマ??」と恥ずかしい間違いをしていた私ですが、日本に52箇所しかないラムサール条約に登録されている有名な湿地だそう。

実際に行ってみると沼というイメージからはかけ離れた、湖のような広い広い湖沼(汽水湖)でした。
今回宿泊するキャンプ場は、そんな涸沼に面した親沢公園
湖畔近くにテントやタープを設営することができ、また海とは違う絶景の中キャンプや釣りが楽しめそうな素晴らしいキャンプ場です!

 

【まずはちょい釣りキャンプスタート!!】

今回釣りを教えていただくのは、いつもお世話になっているJOINTERスタッフの塩入さん(写真左)。そしてキャンプ・調理担当としてクロちゃんさん(写真右)にもお越しいただきました。

ということで、まずはベースとなるキャンプ地の設営から!私は愛用のキノコテントを組み立て、小さいながら住みよい我が家を作ります。

さらに、雨が降っても避難できるようにtent-Markのサーカステントとタープも設営。大きくて快適だ!!

14:30になる頃、ようやく釣りがスタート!今日は目の前の涸沼でハゼ釣りを楽しみます。釣りキャンプはどうしてもコンテンツ盛りだくさんになってしまうので、JOINTERと私のオススメは「ちょい釣り」を楽しむこと。少ない道具でチビ魚を狙うだけでも夕方まで存分に遊べます

※涸沼でのハゼ釣りは入漁券が必要となります。※シーバス(スズキ)は対象外
<購入場所>
大涸沼漁協⇒茨城県東茨城群茨城町下石崎1652番地
<入漁券料金>
■大人1名400円 ■75歳以上の大人及び小学生以下は無料 ■身体障害者及び中学生100円

この日使ったロッド(竿)はMIXTURE SOLO56足元に落とすシンプルなサビキ釣りやライトな投げ釣りまでできる、とっても気軽なロッドです
これにハゼ釣りの仕掛けをつけて、ポイッとひと投げ。涸沼の底を感じながら、ずりずり、ゴロゴロとちょっと気だるく引きずっては止め、引きずっては止めを繰り返していきます。

投げて早々にコツコツという感覚があって、「アタリか!?」と思ったのですが、これは引きずっている間に当たる石や砂利の感覚でアタリではなく……。そもそもハゼは止まっていて「これは食べられる!!」と思ったエサに対して食いつくそうで、エサが動いている間のコツコツという感覚はだいたい偽物だそう。

少しずつポイントを変えながら、ハゼの近くまでエサを持って行ってじっと待ってあげるのがこのハゼ釣りのポイント。「リールを巻きたい!」という気持ちを抑えてハゼのいる場所を探っていくといいみたいです。

そんなこんなで試行錯誤を繰り返すうちに、私の手元にきてくれたのがこちらのハゼさん!!実際かかった時は、石や砂利とは比べ物にならない引きっぷり。今回使ったオモリは「中通しオモリ」と言われるオモリの中に糸が通るビーズのようなオモリだったのですが、ハゼの引く感覚がライン(糸)にダイレクトに伝わって小さな魚なのにすごく面白い!!

夏のハゼは10cmくらいのサイズで丸揚げにすると美味しいシーズン。さっそくすぐ後ろのベースキャンプに戻って釣りたてをいただきます!

小さい魚ですが、口当たりを良くするためにウロコをとっていきます。細かい作業になるのでアウトドア用の小さな包丁でソソっと捌くのがオススメ。秋まで育った大きなハゼの場合は開きにして骨を取った方が美味しくいただけるのですが、この時期ならお腹をちょっと開いて内臓を出すだけでそのまま揚げられるので調理が簡単です

今回はハゼも少量なので、ホットサンドメーカーで油を熱しそのままジュワジュワと揚げていきます。キャンプだと油の処理に困ることがありますが、ホットサンドメーカーくらいの量の油なら新聞紙などに吸わせてゴミに出せますよ!

1度油から取り出してから冷ましてもう1度揚げる「2度揚げ」をするとパリッと仕上がります。熱いうちに塩をかけて完成。パァァっと開いたヒレが美味しそうです!

もはやどれが自分が釣ったハゼなのかわからなくなっちゃいましたが、揚げたてのハゼはサクサク、ふわふわ!その場で調理してその場で食べてることも相まってすっごくおいしかったです!よく釣りに行かれるお2人も「ハゼってこんなにおいしかったっけ?」とのこと。

3歳くらいの時に家族でハゼ釣りに行って、揚げたてのハゼを「1個ちょうだい!」「1個ちょうだい!」と言いつつ何匹も食べたのを思い出しました

 

【夕まずめは本格的なシーバスフィッシング!】

さてさて、そろそろ夕まずめ。本気の釣り人がギアを入れる時間帯です。個人的には「ハゼも釣れたし、夜ご飯の準備でもしてキャンプ場でまったりするかー!」と思っていたのですが、「ここ涸沼はシーバスの聖地。シーバスを釣らずに何をする!!」という塩入さんのお話の元、初めてのシーバス釣りをすることに!

(注※キャンプ場に隣接するポイントでのシーバスフィッシングは、他のキャンプ場宿泊のお客様がいた場合はマナーとして遠慮をした方がいいとお聞きしましたが、今回は夕方以降私達以外はいなかった為、近くでシーバス釣りをさせていただきました。)

(※またシーバス釣り以外でも、キャンプ場が混雑しているタイミング(8月最盛期など特に)では、すこし離れた場所でハゼ釣りやテナガエビ釣りをした方がよいとお聞きしました。混雑時に限らず、こちらも釣りをやらない方へ配慮した常識の範囲内で釣りを楽しんでいきましょう)

太ももまであるウェーダーを履いて、ジャブジャブ水の中に入っていきます。
そして遠投!!そのままグルグルリールを巻いて、戻ってきたらまた遠投!!すかさずグルグル……。先ほどとはうってかわってなんとも釣りらしい釣りに夢中で投げ続けました。

結果としては初シーバスGETならず……!残念…

ちなみに翌日の夜まで粘り釣りをしていた塩入さんは見事シーバスをGET!!シーバスはそのものの大きさもさることながら、釣り上げるまでに何とか逃げようと水面に何度もジャンプしたりググッと引いたりする駆け引き(ファイト)が面白いんだとか。私もいつかお手合わせ願いたいなぁ……。

この日の夜は夏野菜カレー。すっかり日が暮れてしまいましたが、いいお肉をふんだんに乗せたカレーの美味しいこと美味しいこと……。クロちゃんさんごちそうさまでした!

【さいごに】

今回行った涸沼親沢公園はトイレもすぐそばにあるし、ちょっと疲れたらテントに戻って休憩したりと、自分や子どものペースで楽しめるので親子での釣りキャンプにもぴったり!涸沼からの風が抜けてとても心地よいスポットなので、釣り初心者の方もキャンプ初心者の方にもオススメです。

お子さんが寝た後や起きる前に、涸沼にはシーバスのポイントがたくさんあるので「がっつり釣り」も出来ちゃう! ここは家族みんなが満足できる釣りキャンプになるんじゃないかなと思います。

ちなみに近くに「キャンプ沼」こと「WILD-1水戸店」もあるので足りない道具やわからないことがあったら一度立ち寄ってお店の方に聞いてみるのもいいかも……!(釣り道具店を「魔界」というように、キャンプ用品店は「沼」といいます。両方取り扱っているWILD-1は「魔界沼」?)

次はどんな釣りに行こうかな……。

森 風美
森 風美