ごちゃ混ぜに釣りを楽しむ! in 香川県 観音寺・三豊エリア 森風美の釣り修行記
こんにちは!そしてご無沙汰してます!!千葉生まれ湘南育ち、海とキャンプを愛する女子キャンパー森 風美(もり ふうみ)です。
いろんな釣りを教えていただきながら、一人前の釣り人を目指す「森風美の釣り修行記」
コロナやら空前のアウトドアブームやらで忙しく、しばらくお休みしていたこのブログですが、今回は復活大スペシャル!
ついに本州を飛び出し、Joinerのイメージムービー撮影も兼ねて香川県の観音寺・三豊エリアでごちゃまぜに釣りを楽しんできました!
まずは香川に到着した1日目からお届けします!といいたいところなのですが、ちょうど梅雨時期。まず最初の2日間は大雨で釣りに出られず、お宿での引きこもり生活からスタートしました。
「雨が降らない」「貯水量が足りない」で有名な香川でも長雨が降ることもあるんだ……と思いつつ、この期間に観光したり、有名うどん店を回ったりと、かなり楽しんでしまいました。
【浦島伝説の地、タイが釣りたい】
そして3日目。いよいよイメージムービーの撮影が始まります。
午前中は「テキーラ」というシットオンカヤックにタンデムで乗せていただき、初めてのタイ釣りに挑戦。1人で漕いで、1人で釣るのはなかなかハードルが高いので一安心!
「瀬戸内海は潮の向きが時間帯によって変わるので、風向きと潮の向きを注意しないいけません。流されて釣りはできないし、帰れなくなりますよ」とガイドさん。大体4時間おきに潮の向きが変わるそうです。
今回の撮影を通して使っていたロッド(竿)はMIXTURE 76。足元に落とすシンプルなサビキ釣りやライトな投げ釣りまでできる、とっても気軽なロッドです。これでなんとタイまで釣れてしまうというから驚き。
ポイントまでカヤックを漕いだら、真下に仕掛けを落とします。
ちなみに今回釣りをしていた荘内半島は浦島太郎伝説の発祥の地と言われているそう。箱、紫雲出山、仁老浜といった「浦島太郎」を思わせる地名がたくさん残っています。
タイやヒラメの舞い踊り……という通り、確実にタイはいるはずなので、絶対に釣りたい(ダジャレではないです)! ゆっくりと静かにタイを誘いながら待ちます。
タイは合わせる時のタイミングが独特で、ウキが沈んですぐに上げるのではなく、ひと呼吸待ってから掛けないといけません。最初は当たりの感覚も分かりにくく、波でウキが沈んでいるのかすら分かりにくい海面で大苦戦。
当たりポイントまでカヤックを漕いで仕掛けを落とし、ポイントまでカヤックを漕いで仕掛けを落とし……を4回ほど繰り返したその時!ようやくHitしました!
魚を針にかけるのが難しい分、カヤックまで釣り上げるまでのタイとのファイトは本当にドキドキ。小物では味わえない強い引きを感じながら網まであと1m……のところで惜しくも逃してしまいました。
引き上げのタイミングだったので悲しいことにこれが最初で最後のファイトになってしまったのですが、イメージムービーではちゃっかり自分が釣ったかのようにガイドさんのタイと一緒に映っています笑
もう少し慣れれば確実に釣り上げられたと思うので、またチャレンジしてみたいです!
(帰り際に足元に投げたら、この辺りならではのお魚、タケノコメバルちゃんが釣れました!)
【キスはやっぱり…】
お昼を挟んで午後はサーフでの撮影!特別に許可をいただいて、テント、サーカスTCを基地として設営しました。
砂浜での設営に苦労したのはここだけの話ですが、無人島生活感があってワクワクしますね!
キス釣りの仕方は以前茨城県の涸沼で修行したハゼ釣りにすごく似た感じ。
イソメをつけてポイッとひと投げしたら、砂浜をずりずり、ゴロゴロとちょっと気だるく引きずっては止め、引きずっては止めを繰り返していきます。
キス釣りの仕掛けは意外と長いので、ロッド(竿)はタイ釣りでも使ったMIXTURE 76を使うと、投げやすいのはもちろん、投げるときに仕掛けが絡まったりしにくいのでおすすめです。
タイには苦戦した私だけど、こういったコマモノ釣りは大得意。繊細なキスのアタリにしっかり合わせてたくさん釣りました。透き通った体がすごく綺麗ですね!
せっかくなので先ほど(釣っていただいた)タイとキスをその場で捌いてキャンプ料理を作ります。これぞ釣りキャンプの醍醐味!
砂浜にまな板を直置きするワイルドサバイバルスタイルです。
お魚って水族館や釣りなど生きているにはカタカナで書きますが、お料理になると漢字で表すのでここからは「タイ→鯛」と書いていきます。(キスは漢字がわかりにくいのでカタカナ表記のことが多いですよね!)
なかなかしぶとい鯛の鱗はナイフではなくペットボトルの蓋で削ると安全に綺麗に剥がせます。奥のナイフは愛用しているRaparaのフィッシュフィレナイフです。
キスはやっぱり定番の天ぷらに!油を多く使いたくないので小鍋で揚げ焼きのようにして、季節のししとうも添えて塩のみでいただきました。ほわほわでおいしい!
キャンプだと油の処理に困ることがありますが、少量なら新聞紙などに吸わせてゴミに出すことができますよ。
鯛はちょっとおしゃれにポワレにしました!すごく豪華に聞こえますが、実は「焼いているだけ」のおすすめキャンプ料理。
身のしっかりした白身魚は何でも合うし、アクアパッツァよりも材料が少なくて楽なので、最近よく作る釣りキャンプ飯のひとつです。ぜひ試してみてください!
レシピ:鯛のポワレ
・鯛……1匹
・オリーブオイル……大さじ3
・バター……8g(ひとかけ)
・ニンニク……ひとかけ
・レモン……1/8個
・塩こしょう……適量
・彩り野菜……トマト、にんじん、きのこ、アスパラなどお好みで
①下処理した鯛を食べやすい大きさに切り、塩こしょうで味付けする
②鯛から出てきた水分を拭き取る
③フライパンにオリーブオイルと潰したニンニクを入れ弱火にかける
④ニンニクの香りがしてきたら一旦取り出し、鯛の皮目から焼く
⑤野菜も投入し、オリーブオイルを回しかけながら両面火を通す
⑥最後にバター、レモン、塩こしょうで味を整えて完成
【イリコの島で】
最終日は観音寺港から船で25分、イリコの島として有名な伊吹島まで堤防釣りに行ってきました。
運賃 中学生以上:600円、小学生:300円 小学生未満:無料 (2022年7月時点)
今シーズンから仲間に加わった私一押しのMIXTURE 76 ライトケースバージョンは従来のMIXTUREのケースよりも軽くてコンパクトでスマートな印象。パッと見では釣りに行くように見えないかも!
最初の写真に戻りますが、港から降りて迷路のような町を進み、島の反対側にある港へ歩きます。
香川にいるだけでもすごく旅情があったのに、伊吹島に着いた途端「ぼくのなつやすみ」のような懐かしさがあり、どこかホッとする場所です。
反省:自販機はあるけれど商店はないのでお菓子やご飯は出発前に買っておく
堤防は広くて、日曜日でも釣り客はまばら。ここまでわざわざ釣りにくるのは地元の人かよっぽどの釣り好きしかいないのかもしれません。
私のセットは以前訪れた初島での釣り修行と同じ感じで、手が汚れにくいアミ姫きららにサビキ仕掛け。「確実に釣りに行く作戦」です。
すっかり忘れていましたが今回の修行はイメージムービーの撮影なので絶対にボウズは許されないのです!笑
魚影が見えるほど海の水が澄んでいるので覗き込みながら仕掛けをおろします。サビキ釣りのときもより遠くが狙えるMIXTURE 76がおすすめです。
途中でスズメダイやフグたちの猛攻に遭いながらも、10分ほどで良い型のアジが釣れました!関東なら船釣りでしか釣れないサイズのアジが堤防から釣れてしまうなんて!
引きの強さもアジ釣りは初心者が一番楽しみやすい釣りな気がしています。もちろん、食べた時のおいしさもピカイチです!
こちらは釣り上げた瞬間に地味な色になってしまうスズメダイ。色々な魚種が釣れるのも堤防釣りの魅力かもしれません。
予定時刻の半分ほどで、撮影ノルマ(ここではムービー撮影の素材として魚種のこと)を達成したので、撮影クルーのみんなでルアーで色々な魚を狙ったりして楽しみました。
小さいルアーってどうしてこんなに可愛いんでしょう?
時間ギリギリまで釣りをして、撤収しました。
ワームで釣れたカサゴちゃんたち。おいしそうだけど神奈川まで持って帰れないので小さい子はリリース、大きい子はカメラマンさんがお持ち帰りです。
【ごちゃ混ぜに釣りを楽しむ!】or【プラス フィッシングの楽しさ】
雨から始まったものの、最終的にお天気にもお魚にもとっても恵まれた2日間の釣行&ムービー撮影。
カヤックフィッシングから釣りキャンプ、島旅キャンプとさまざまな遊びを通して釣りを楽しんだので、Jointerのブランドコンセプトでもあるプラス フィッシングの魔法にかかったかのような素敵な時間でした。
今回の主役のMIXTURE 76 ライトケースバージョンの紹介・解説動画も最後の堤防で撮影しています。気になった方はぜひ動画を見てくださいね。
そして修行記では裏側もプラスして書いてしまいましたが、完成したイメージムービーはすごくかっこいい!鯛もしっかり釣れている風です!笑
この夏、好きなことに釣りをプラスして、ごちゃ混ぜの釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか?