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2018 十和田湖のヒメマス 

近年注目を浴びている十和田湖のヒメマス。

特に10月1日解禁となる秋のシーズンは、渓流禁漁後のトラウトセカンドシーズンの対象魚として人気急上昇中で、この時期は産卵での接岸となる為、婚姻色の出た美しい魚体のベニマスが狙えます。

また、ヒメマスはサビが出ていても美味しいのが人気の理由の一つ。
肉厚のオス、マスコの入ったメスと制限以内での持ち帰りもオススメ。
10月中旬以降は紅葉に囲まれた中での釣りが大変魅力です。

そんな湖で今回はJointerスタッフ Hamadaの2018年秋の釣りをブログでご紹介致します。

近年は解禁日前の9月下旬には群れの接岸が始まり、解禁直後から数が釣れています。

年によっては接岸が遅く解禁日でも群れがまばらな年もありましたが、接岸が遅い年でも10月中旬にはピークが訪れるので、10月上~中旬がベストシーズンとなります。

10月下旬には徐々に魚影が薄くなりますが釣り人も少なくなるため、紅葉の美しい景色の中で赤色の出たヒメマスを狙って釣る釣りが楽しめます。

解禁日直後の10/4、今シーズン初釣行。

例年にくらべ魚影はだいぶ薄いものの、この時はまだ良い方で比較的コンスタントにヒットしました。

手前のシャローに差して来る高活性の魚をサイトフィッシングで数を稼ぎつつ、やや沖の深場狙いで十和田湖通い7シーズン目で自己最大となるオスのセッパリをキャッチ。


最大45cmの格好良いオスのヒメマス

 

翌週~Jointerスタッフとロッドテストも兼ねての釣行。
シャローに居た魚の多くは直前の三連休で抜かれておりかなり厳しい展開がありました。

たまに差してくる魚をサイトフィッシングでなんとかセッパリのオスをキャッチしつつ、ピンポイントの深場をブラインドで狙い、紅く色付いた素晴らしく綺麗なオスも数本キャッチできました。


色は付いていないがいいサイズのオス


JOINTER neutral series  Go sevenにて


感動的な朱色。


アウトドア道具を使い湖畔でひと時の休憩。

 

さらに翌週もJointer スタッフTakahasiと十和田湖アタック

和井内孵化場前に集まっているヒメマスは前週より多い感じでしたが、南東風が強く波風で荒れており釣り辛い状況。
目感手感ともにアタリがとり難く、HITしてもバラシが多く大苦戦。
釣果は単発に終わったものの、この日はキャンプ場に一泊し釣ったヒメマスを炭火で塩焼きにして食べました。


コレぐらい荒れているとサイトは難しい。


カケアガリを回遊するヒメマスをブラインドでキャッチ


ユニセラTGでヒメマスを炭火焼き



汁物は朝に鹿角で買った食材できりたんぽ鍋

2年前のキャンプで食べた姫鱒イクラ飯が食べたかったのですが(今回はオスしか釣れず白飯で・・・)

十和田湖には近くにキャンプ場があるので、一番オススメの釣行パターンは「キャンプ&フィッシング」です。
せっかく雄大な自然にアソビに来たのだからキャンプも釣りも楽しむのがJOINTERスタッフ的に大変オススメです。
秋のすばらしい景色・空気・魚をいっぺんに味わうことができます。

翌朝は快晴ベタ凪も、今年の実績ポイントには入れず例年なら釣れるポイントへ。
チェイスはあるものの、キャッチはできず・・・。2018年はポイント外すとホント厳しいシーズンでした。

 

2018年最終釣行は11月。
魚影は極端に薄くなったものの、湖畔の樹木は紅葉・黄葉に色着き好天で気持ちよい景色の中での釣りに。
釣り人も少なく今年の実績ポイントを中心に釣り歩くと、プレーシャーが無くなった為か魚の居るポイントでは比較的イージーにヒット。イイ色の魚はキャッチできませんでしたが、高活性の魚で今シーズンラスト釣行を楽しめました。

 

十和田湖ヒメマス狙いのタックル
・ルアータックル:5.5~7.0ft前後のトラウトロッド

湖畔のオーバーハングしている樹木の下に立つことも多いため、一般的な湖用よりも取り回しのよい短めのタックルがベスト。
ラインは魚のアベレージサイズ25~35cmを想定し、40cm台も視野に入れたセッティングでナイロン4~6lb、PE0.3~0.6号。

スタッフ使用タックル

JOINTER スピニングロッド(プロト)


JOINTER×FISHMAN Beams blancsierra5.2UL(プロト)


SOULS TF-T60LS

 

LUREセレクト

ヒメマス専用でメーカーから出ているミノーはスローシンキングミノーが多いですが、実際よく釣れサイズも狙えるのはへービーシンキングミノー。
ブレイクラインを回遊する高活性のヒメマスをシャローに誘い出し、リフト&フォールで喰わせるのが◎と思っております。
同様の縦の釣りにはバイブレーションやダート系プラグも高実績です。
バスのスポーニングの釣りのように産卵床を守るマスを狙うならサスペンドミノーも効果的です。

スプーンは浅場のヒメマス狙いなら1~3.5gのエリア用を中心としたマイクロスプーン、沖の深場を狙うなら5~7gのコンパクトな厚板スプーンを選ぶといいと思います。
沖狙いでは小型のメタルジグも有効です。

LUREカラー

渓流や湖などで一般的に使うヤマメ・キンクロ・ワカサギなどのカラーは反応が今ひとつ。圧倒的に反応が良いのがチャートやオレンジ、ピンクなどの蛍光色とブラックやレッドなどのくすんだカラー。シーズン中は人も多くポイントを移動できない場合も多いため、同じポイントをカラーローテーションで目先を変えつつ数を稼ぐのが得策。釣れ続くカラーがある反面飽きられやすいカラーがあったりしますので、カラーローテーションは重要です。また、その日の年によってカラーの強い弱いがあり、今シーズンはオレンジ系が明らかに高反応でした。


安定して釣れ続けるチャートリュース


産卵期の赤は定番


今年あきらかに高反応だったオレンジ系

 

キャッチのコツ

産卵期のヒメマスはルアーを威嚇で噛み付くだけなので、口の奥までルアーを吸い込んだりバイト後反転したりすることがほぼ無く、手感でのアタリは意外と逃しやすい魚です。

また、違和感を感じるとルアーを吐き出そうとその場で首を振る個体が多く、HIT後はあらゆる方向に不規則にダッシュしジャンプすることも多いためバラシが多い傾向にあります。
岩場のポイントが多くでハリ先を欠きやすいので、マメなフックのチェック・交換としっかりとしたアワセが重要。

ヒメマス釣りの条件としては、先ず魚を見つけるのが重要なので、無風ベタ凪がベスト。
ある程度の水深があっても赤い色の出たオスは比較的見つけやすいので、ポイントに入ったら先ず魚を探してみましょう。
浅場で産卵行動に入っている魚を狙いがちですが、ブレイクライン沿いや深場から浅場に連なるスリット、沖目を回遊している魚の方が活性が高くサイズも大きいため、動き回っている魚を狙うのがいいと思います。

 

とにかく魚を見つけること、反応を見ながらの釣りが重要なので高品質の偏光サングラスは必携となります。
回遊が多い朝方をはじめ、日中でもポイントとなるオーバーハングしている樹木の下は光量が少ないため、可視光透過率が高い明るいレンズが有利となります。
そんな状況では特にSMITHの偏光グラスは可視光透過率が高くても偏光度も高いため、湖のサイトフィッシングに最適です。


Hamada:使用サングラス:SMITH  Aura X-Light Brown 40

 

 

【十和田湖アクセス】

東北自動車道 十和田ICより 約30km(40分強)
小阪ICより 約20km(40分弱)
仙台泉ICからトータル約300km(約4時間)

※十和田IC経由の方が距離は近いですが、国道経由でトラックや観光バスの通行も多いので時間帯によっては時間がかかる場合も。

※十和田湖には観光食堂は多数有りますが、24時間営業のコンビニは有りません。早朝の食事や携行食は高速降りた所での確保を。

【十和田湖ヒメマス データ】

入漁料:日釣り¥1,000(持ち帰り20匹まで)

ボート使用の場合¥2,000

期間:10/1~6/20、7/11~7/20まで

(サクラマスは12/1~2/末日、6/1~6/20)

※入漁券は和井内孵化場(漁協事務所)・レークサイド山の家など貸しボートのある宿で早朝より販売(現場売り同額)。

十和田湖増殖漁業協同組合 TEL:0176-75-2612

 

 

Hamada
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