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「日本発!テンカラCR区間(キャッチアンドリリース)栃木県日光市「男鹿川」

今回、栃木県おじか・きぬ鬼怒漁協 男鹿川の三依地区に日本で初めてオープンしました「テンカラ専用CR区間」(キャッチアンドリリース)に遊びにいってきました。

なかなかシンプルなテンカラ釣りといっても、初心者が簡単に最初の1匹を釣るにはある程度知識が必要かと思います。是非このブログを参考~ヒントにしてチャレンジしていただきたいと思っております

まず今回釣行しましたテンカラCR区間
入漁券は日釣り1500円で、近くのコンビニなどでも購入できます。
ある程度駐車場も管理されており、林道もしっかり川の横を通っていますので、渓流初心者にも行きやすい環境です。


(↑🅿完備)
また、適度に開けた渓なので、テンカラも木々に引っ掛かりづらく振りやすく感じました。(あまりに木々が生い茂っている小渓流はテンカラ釣りしづらい)最初にテンカラにチャレンジするなら本当にオススメです。

駐車場から近くの入渓ポイント(どこからでもはいれるのですが)(基本下流側から入渓して釣り上がるスタイルが一般的です)

開始間もなくテンカラで綺麗なイワナをキャッチ!

今回5月中旬の釣行なのでCR区間とは言え、まだまだ魚がスレてない印象でした。
魚も綺麗で沢山います。しかし沢山魚がいるせいか・・・かなり静かにストーキングして歩かないと魚に走られて、その先のポイントが釣りづらくなってしまいますので、静かに渓を歩く事を心がけましょう。

多少魚に走られても、魚影が濃いので・・・その後、ポイント毎にしっかり魚が釣れてくれました。

季節がまだ最盛期でないので今回はプールや水が溜まっている落ち込み周辺に魚が多くいましたが、これから最盛期になるとチャラ瀬や流が強い所にも魚がばらけていくように思います。また人が入れば入るほど竿を出しずらいポイントに隠れていく傾向がありますので、今後はそういった場所が数を伸ばすポイントになると思います。

泣き尺山女魚も追加

インスタグラムの動画でヒットしたヤマメ。
イワナとヤマメ混生の渓はヤマメは基本流れの筋におり、岩魚はヘリや落ち込みにいます。
ヤマメは流れにしっかり毛ばりをのせると反応しやすいですね。

今回のタックルデータ
<JOINTERテンカラフライ33>
■ライン→JOINTERテンカラフライ3.0m
■リーダー→太い所をカットし調整した5FT程度の4Xリーダー
■ティペット→30cm程度の長さの5Xティペット
■毛ばり→#14 エルクヘアカディス

<スプラウト>
■ライン→JOINTERテンカラフライ3.0m
■リーダー→太い所をカットし調整した5FT程度の4Xリーダー
■ティペット→30cm程度の長さの5Xティペット
■毛ばり→#14 エルクヘアカディス

今回は日本古来の逆さ毛ばりではなく、フライフィッシングで通常使用するドライフライ(エルクヘアカディス)でチェレンジしましたが、ドライフライ(浮く毛ばり)では釣行中に以下のフロータント(毛ばりや糸を浮かせる為の薬)2種を使用するとテンカラ釣りがしやすくなります。

■JOINTER×KTY ドライトニックジェルフロータント
→これは少しだけ粘度のあるフロータントですが、ドライフライでテンカラをやる場合はティペット~リーダーに薄く塗ると、ラインもしっかり浮くのでドライフライの釣りが非常にしやすくなります。(塗らないとラインが少し水に入ります・・・その状態で糸を引っ張ると毛ばりが水中へ引き込まれ濡れやすくなります・・・それを防止するためです)

また、このフロータントは、もちろん毛ばりの浮かせたい部分へ塗っても確実に浮力が作れますのでオススメです。

■JOINTER×KTY ドライトニックスプレーフロータン
→スプレー(噴射式)タイプのフロータント。シュっ!とスプレーすればフライをしっかり確実に浮かせる事ができます。
フライの色も変化しない特殊なパウダーを配合。
持続力だけで無く、浮力も優れているので小さなフライでも高く浮いて見失う事もありません
ドライトニックジェルと併用すると更に浮力が得られます。

 

このテンカラCR区間は2kmほどの工程になりますので、大人一人が1日ゆっくり釣り上がってちょうどいい距離かと思います。(初心者は釣ながら2kmは難しいかもしれません・・・あせらずゆっくり楽しんでください。)(区間のどこからでも比較的容易に林道に出られるので初心者でも安心です。)

区間終了の堰堤↓

↓林道はこんな感じ

土日は混雑してくると思いますので1つのポイントで粘るスタイルか、竿抜けポイントを探しガンガン歩くスタイルなどいろいろになると思います。(限りのあるCR区間ですので先行者とはある程度距離をとって釣りをしましょう。またなるべく声を掛けコミニケーションとりながら皆で限られた区間を楽しみましょう。)

またテンカラはもちろんドライフライのみでなく逆さ毛ばりで誘う釣りや、ウエットフライでも楽しめますので、様々な釣り方で攻略してみてください。

最期に・・
コロナ渦で急激に渓流釣りが流行しており、ルアーフィッシングやフライフィッシング・・・さらにはテンカラ釣りまで大変な人気で、急激に釣り人が増えており、どこの釣り場もゴミが増えてきてる傾向です。当たり前の話ですがフィールドへのゴミは残さないよう心掛けましょう。釣り具屋さんで購入した釣り具や仕掛けはなるべく自宅でパッケージを捨てて、すぐ使える状態で釣り場にいきましょう。
といっても消耗品などのパッケージのゴミは多少出てしまうのでダストバックなどをもっていくとゴミを一つにまとめられるのでフィールドにゴミを残さない行動に繋がります。

渓で食べるご飯は最高においしいですが、その食べモノのゴミ(カップメン容器やペットボトルなど)も絶対に残さないよう心がけましょう。
持続可能なフィールドになるよう皆で協力し釣りを楽しいんでいきたいですね。